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20卒就活体験記 -落ちにくくなったESの書き方-

就活の話をします。

 

自分は20卒の就活生で、年明けから就活を始めたのですが、当たって砕けろ精神でとりあえずESを書いて出してみました。10社出して通過したESはたったの1つだけでした。(見事な初見殺しでした笑)

 

そこでESの書き方をネットで調べまくり、周りにアドバイスを聞いた中、大きく以下の一つのことを意識したことでそれ以降ESで落ちることはありませんでした。

 

ESの通過率が悪い人は自分と同じ状態の可能性が高いので、参考にしてみてください。

 

とにかくわかりやすく簡単に!

具体的な内容や本当に伝えたいことは面接で!

 

もう言いたいことはこれが全てです笑

 

筆者の状況

自分は地方国立理系大学院に在学し、生物化学を専攻しています。しかし、就活ではIT系を中心に行なっていました。詳しくは別記事で書きますが、簡単に理由は以下の3つです。

・研究は自分に向いていないと感じたため

・プログラミングが楽しかった

・柔軟に将来設計ができると思った

 

IT系の企業は文系や他分野から積極的に採用しており、社員の2/3が他分野出身である企業が多い(ていうか多かった。もちろん企業や職種によるが、、)。そのためIT系を受けることに抵抗はありませんでした。ただ周りで自分と同じIT系を志望している人はあまりおらず、自分で情報集めしなければいけない状況でした。

 

でも一応、理系国立大学院で、学生時代も様々な経験(留学、長期インターン、部活)をしてきた自負があるので、そこまで苦労はしないだろう、ESで落ちることはあまりないだろうと思っていました。しかし、年明けから提出し始めたインターンや本選考でESの時点で祈られまくりました。様々な企業から一方的にお祈りされる神社の神様状態でした。

 

そこで初めて周りの人に相談したり、ネットでESの書き方を調べました。正直、人やサイトによって様々な説明の仕方であったり、テクニックであったり、多くの情報がありました。しかし、そんな器用に全てのアドバイスを取り入れることはできない私はとりあえず、一つのことだけを意識してESを書くようにしました。それが最初にも書いた。

とにかくわかりやすく簡潔に!!

ということです。

 

以下は自分が実際に書いたESの改善前と後です。ESで定番の「あなたが学生時代に頑張ったことを教えてください」です。字数は400字以内で見ていきましょう。

 

改善前

私は大学院修士1年時の研究留学です。留学先で実験を失敗してしまいました。これは周りとのコミュニケーション不足が原因でした。大学受験を宅浪で突破したことから自信がつき、目標に向けて何事も計画的に進められるようになりました。留学が決まってからも同様に留学先でなるべく不自由がないよう英会話や研究内容の勉強に努め、準備をしました。そのおかげで留学先の実験は問題なく進められていました。しかし、実験作業の細かい部分や途中結果を自己判断で進めてしまったため、間違った結果が出てしまいました。その結果、なぜ相談しなかったのかと責められました。このとき、自分を過信していることを痛感しました。それから必ず周りの人に相談して意見をもらうように努めました。その結果、実験も無事に進められ、コミュニケーションもより取れるようになりました。この経験から目標に向けて周りに相談し、協力してもらいながら進めることを学びました。(400文字)

 

改善後

カナダに5ヶ月間、研究留学をしたことです。そこでの実験の失敗から、報連相の大切さを学びました。私は作業の細かい部分や途中結果を自己判断で進めたことが原因で実験を失敗してしまいました。教官から人はそれぞれ異なり理解できないのは相手の説明が足りないからである。そのため疑問や考えを伝えることは仕事を進める上で重要であることを学びました。私は今までの行いが失礼だったことを痛感し、それ以降積極的に質問し、どこが理解できてないか伝えることで相手の信頼を得ることができました。帰国後もわからない事や自分の考えを周りに相談する事で以前より実験がスムーズに進むようになりました。また教授との議論では結果の報告だけでなく、自分が気づいた部分の議論も提起するようにしました。その結果、実験で用いる試薬が実験結果の条件に影響を与えている事に気づき、新たな研究の種を発見できました。(380文字)

 

同じエピソードについて話しているのに、印象が大分違うと思います。では改善部分の解説をしていきます。

内容のテーマは「留学先での失敗」です。そのため改善前の留学先で失敗するまでの前置きが長すぎですね(宅浪した、英語の勉強した)。無駄な情報はカット、長い文章は簡潔にしましょう。こちらの場合は、前置きは全カットですね。

では「失敗」の中身についてですが、改善前は前置きが長い分、肝心の本題部分が短くなっています(なぜ相談しなかったのかと責められました。このとき、自分を過信していることを痛感しました)。そのため一番話したい部分の情報量を多くしましょう。今回の場合、痛感した具体的な内容ですね。

上記の改善部分もとにかく短く簡潔にまとめことで、字数にまだ余裕を作ることができました。そこで、改善後では経験をどう生かしたを簡潔に加えることでよりエピソードをより深くすることができています。

このように内容を簡潔にまとめるだけで、エピソードの内容の量と質を同時に改善することができます。ESを書く上で様々なテクニックがありますが、全て簡潔に書くことができて、初めて応用できるものです。

みなさんのエピソードの本当に伝えたいことは簡潔には説明しきれないと思います。でもそれは面接で話しましょう。そのために、ESでは興味を持たれるように簡潔に書きましょう。

 

今回は以上です。簡潔な記事にすることを意識しましたが、少し長くなりました。このような就活記事は他にも書いていこうと思います。