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ASDの感覚過敏は苦手をカバーするために進化した!?ASD考察

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自閉スペクトラム症(以下ASDがもつ「感覚過敏」という症状。

ASDグレーゾーンである私は「感覚過敏」のうち「聴覚過敏」であると自覚しています。

聞くつもりがなくても周りの話し声が頭の中に入ってきてしまい、ストレスを感じてしまいます。そのため静かな場所でないと作業に集中できません。

生活に支障が出てる特性ですが、これは社会性が欠如しているASDが社会で生き抜くために進化して得られた特性だと考えます。

 

 

そもそも「感覚過敏」とはどんな特性?

そもそも「感覚過敏」は特定の刺激に対して反応が過剰であったり、逆に鈍感であったりなど通常と異なる感じ方をする症状と定義しています。人によって刺激の種類や程度が様々で、本人も気づかないうちに特定の刺激に対してストレスを感じている、なんてこともあります。

  • 「聴覚過敏」:特定の音(車の音や声、生活音など)に過剰に不快に感じる。
  • 「視覚過敏」:明かりに対して過剰に眩しく感じる。
  • 「触覚過敏」:特定の感触(衣服の素材や雨など)が不快もしくは痛く感じる。

 ASDの苦手分野

ASDは社会性が欠如しており、「空気を読む」や「察する」、「相手の意図を汲み取る」などが苦手です。

これは生まれながら脳の機能の異常から来ています。

ASDの社会性の欠如は人間社会で生きていくにはかなり不利に働くものです。

しかし、今日までASDの人たちは淘汰されることなく社会に属し、かつ発展に貢献してきました。

これはASDの脳神経が社会性の欠如をカバーするために進化してきたからであると考えます。

感覚過敏は人間社会に適応するために進化した特性

ASDは「空気を読む」や「察する」、「相手の意図を理解する」が苦手です。ASDの脳にとって、これらは情報が少なすぎて難しい作業になります。

このままではコミュニケーションで問題が発生してしまい、集団や社会から追い出されてしまいます。

そのため、ASDはコミュニケーションでの問題をなるべく抑えるために、相手の表情、声の大きさや言い方、空気の変化など、より多くの情報を得ようと脳神経の感覚を鋭く発達していきました。

その結果、長い年月をかけて、通常より神経の感覚が鋭く進化し、様々な形で「感覚過敏」という症状として出ているのではないかと考えます。

これは盲目の人が聴覚や触覚が発達することと似た現象です。

ASDは遺伝要因が強いことからも、何世代にもわたって進化してきたことが言えます。

ASDは進化したからこそ社会の発展に貢献できた

ASDの社会性の欠如は一見、デメリットが大きいように見えますが、集団に流されず、常識に惑わされない感性が新しい技術を生み出してきました。

世界にイノベーションをもたらしたスティーブ・ジョブスビル・ゲイツASDであると言われています。

彼らはかなりのひねくれ者だと言われていますが、社会から追放されることなく発展に貢献できたのは、彼らの先代から進化してきた処世術のおかげかもしれません。