
筆者は発達障害グレーゾーン(ADHD & ASD)です。
私は昔から周りからちょっと変わった人、変な人とよく言われ、よく噂の対象にされていました。
私もなぜ周りが変に思うのか理解できず、私自身も自分のことを変な奴だと感じていました笑。
そんな自分の変な部分を他の人にはない特別な能力だと言い聞かせていました。
しかし、自分の変な部分に障害と名前がついた時は、最初はショックでした。
ただ、発達障害について理解を進めるにつれて、発達障害とわかって良かったと思うようになりました!
今も昔と変わらず、発達障害である自分の変な部分は生まれながらの特別な能力であると誇りに思っています。
今回は発達障害とわかって良かった3つのことを紹介したいと思います!
その1 自分の感情やメンタルのコントロールに役立つ!
発達障害の説明=自分の説明書
ASD傾向のある人は自分の感情を言葉にすることが苦手です。
なんとなく不機嫌、よくわからないけどモヤモヤするなど感情の整理が苦手で、心の中が散らかりぱなしになりやすいです。
しかし今では発達障害は様々なメディアやブログで取り上げられています。
言語化しづらかった発達障害(自分)の特徴、さらには長所や短所を客観的に解説してくれています。
そのため、自分の感情を整理するヒントを得られたことはむしろ、発達障害の大きなメリットだと感じました!
試しにASDの特徴から筆者について簡単にまとめてみました!
(例)筆者(ASD強め)の説明書
・目的がないことが苦手
→雑談ができない
・好奇心は旺盛だが興味の幅は狭い
→興味を持つものは大抵、誰も興味を持ってないもの
→興味のないものはただただ苦痛
・責任感が強すぎる
→自分に厳しく、劣等感が強くなりがちになってしまう。
→一緒にいる相手を満足させようと必死になりがち
こう見ると、明らかに人付き合いが苦手なのがわかります笑。
自分の機嫌やメンタルのコントロールにつながる!
このように自分の感情の根底にある性格を理解することで、自分の感情の整理がつき、情緒の安定につながります。
また、感情が乱れやすいことは避けることもできるようになります。
私の場合ですと、人付き合いが苦手な原因は雑談ができないのに相手を楽しませなきゃという異常な責任感を持っているせいだわかります。
能力は低いのに意識だけはめちゃくちゃ高いという状態です!
そのため、その対策として
・雑談能力を上げる努力をする
・空気が多少冷めても気にしないと意識を下げる
・そもそも人付き合いを避ける
このように、自分の感情やメンタルを安定させるための方法を考えることができます。
その2 自分と相手の違いを理解しやすくなり、人付き合いが楽になった!
筆者は協調性が皆無
ご察しの通り、私はめちゃくちゃ協調性がありません笑。
就活の最終面接で役員の方に
「性格診断でこんなに協調性が低い人は初めて見た!」
と言わしめたレベルです笑。
致命的な欠点ですが、この協調性の低さは自分の努力不足ではないと安心できました!
ASDは人付き合いが苦手な傾向がありますが、私のようなグレーゾーンは頑張ればある程度(しかし低レベル)できます。
しかし、すぐにボロが出ますし、なにより苦痛です。
また、周りと比較してうまくできないことに劣等感を感じてしまいます。
周りと違うから協調性が低いのは当たり前!
発達障害者の脳の機能は通常と違うので、周りと行動が違ってきて当たり前です。
治したくても治せない特徴です。
なので治すのではなく、受け入れることが大切です。
日本は協調を強く重んじる文化があり、小さい頃から協調性が必要な場面が多くあります。(文化祭、運動会など強制的にクラスみんなで協力して物事に取り組むイベントが多く、しんどかったです、、、)
そのため協調性がないことは致命的な欠点のように感じてしまうのも無理はありません。
生まれながら脳の機能が違うので、どんなに努力しても完全に協調性が身に付きづらいです。
したがって、決して本人の努力不足ではありません!(なんなら、周りよりめっちゃ努力してるくらい笑)
自分自身に目を向けて責めるのではなく、周りと自分の違いに目を向けるようになりました。
周りの考え方を理解しやすくなる!
発達障害者のツラいことは何より、周りの行動が理解できない点です。
周りと同じようになろうと努力しても、そもそも周りの思考が理解できないので、うまくいきようがありません。
そのため集団で浮いてしまうことに新たな考え方を導入することができました。
周りの人(健常者は)は発達障害者の思考と異なっているので、自分と同じ考え方をしていることがそもそも間違いです。
全く違う文化や思考を持っている外国人と認識することで、自己と周りの違いを受け入れ、逆に周りとうまく調和する方法を見出すことができます。
どんなの行動が周りを不快にさせてしまうのかを客観的に見ることができます。
その3 同じことで悩んでいる人と悩みを共有できる!
悩みを相談したくても、理解者が周りにいない
自分の悩みを相談する仲間が周りにいないのも、発達障害者が生きづらいと感じる理由の一つです。
発達障害の可能性のある人は6.5%いると言われています。
約1クラスに2人いる計算になります。
これが多いのか少ないのかは別として明らかにマイノリティーであると言えます。
マイノリティーの気持ちはマイノリティーにしかわかりません。
SNSなら匿名で発達障害や悩みを打ち明けられる!
SNS(特にTwitter)は匿名でアカウントを作ることができます。
私はTwitterで発達障害を発信するまで、世の中にこんなにもたくさん同じ悩みを抱えている人がいるなんて知りませんでした。
それまでは親と主治医、カウンセラーにしか、打ち明けていませんでした。
多くのアカウントがプロフィールや名前の欄に自分の発達障害について書いており、自然と仲間意識が芽生えました。
この仲間意識は、発達障害者はなかなか感じることができない感覚です。
お互いの悩みを打ち明け、励まし合うことで、今までより遥かに生きやすく感じることができます。
やはり悩みは1人で抱え込まず、誰かに言うだけでも大分楽になりますね。
私でよければ気軽に相談相手になれますので、気軽にTwitterに連絡ください。
まとめ 自分の短所を受け入れ、長所を伸ばそう!
まとめますが、発達障害がわかったことで今までより生きやすくなったと私は感じてます。自分の生まれながらの短所と長所をうまく利用していきたいと思います。
まとめ
・自分について理解でき、自身の感情やメンタルのコントロールがしやすくなった!
・健常者についても理解でき、周りとの付き合い方を考えやすくなった!
・SNSで同じ悩みを抱えた仲間が得られた!
自分の生まれもった長所を大切に、短所を分析して自分にとって生きやすい生き方を見つけていきましょう!